うずくまる
やらない後悔より、やって失敗する恥を選ぶべきだと言う人がいるけど、本当にその通りだと思う。
夕方の商店街の外れは、人通りも少なく自転車に乗ってる人が多いので、人がいるという印象自体が薄い。そんなか歩いていると道の途中で突然うずくまる老人。目の前まで小走りで向かい、「大丈夫ですか?」の「大丈夫で、、」、まで言ってその続きの言葉を言えなくなってしまいました。この老人うずくまったわけではなく、道端の自販機の下に小銭がおちていないか探していただけだったのです。恥ずかしさで慌て前に向き直り、何事もなかったかのように歩きだすと、後ろからは「チッ」という舌打ち。収穫がなかったからなのか、声をかけられたからなのか、確かめるのも怖く振り返ることも出来ず進む歩み。
恥じはかいたが後悔はない。多少のモヤモヤはあるけれど。。
ということもあってついつい買ってしまったシナモンロール!
スーパーで買えるシナモンロールでは最強だと思って買っている。PASCOのシナモンロール。しっかりとした甘味の後にふわっと広がるシナモン香り。コーヒーと合わせれば、何かも忘れられる至福の時に。
しかも、何よりシナモンロール自体の形がうずくまっている人に見えなくもないのである。うずくまっている老人をシナモンロールに見立てて食べるという、結果としては、自分自身の嫌な性格を再認識してしまったが美味しかったのですべて忘れて楽しもう。